屋内でも必要な紫外線対策は身体の内側から行いましょう
紫外線というと、降り注いでくるというイメージを持つ方は多いかもしれません。
ですが、意外に照り返しにより下からも身体に当たるため、首やあごなどが紫外線にさらされる可能性があります。
この辺りは日焼け止めクリームを塗り忘れやすく、日傘などの紫外線対策グッズではカバーできない部分なので、気が付いたら日焼けしてしまうことがあるのです。
塗ったり防いだりする日焼け対策では不十分の可能性が出てきます。
さらに屋内にいても日焼けが起こる可能性がありますよ。
紫外線は窓ガラスを通過して室内にも入り込みます。
この室内に入り込む紫外線は、肌の表面だけではなく真皮層にまで達し、お肌の弾力を生み出す線維芽細胞までを傷つける厄介なものです。
普段室内で過ごすときまでしっかりとした紫外線対策が必要といえます。
身体の内側からの紫外線対策は、細胞が酸化する前に活性酸素と結びつき、細胞の酸化を防ぐ役割を持つ「抗酸化作用」がある成分を積極的に取り入れることで叶います。
抗酸化作用がある成分としては、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEをはじめ、様々な植物に含まれるファイトケミカルと呼ばれる色素や香り、アクなどの化学物質があります。
具体的にはトマトの赤い色の正体である「リコピン」や、緑茶の苦み成分「カテキン」、カカオの苦み成分「カカオポリフェノール」などがあります。
抗酸化作用を持つ成分がたくさん含まれた食材を食べることで、体の細胞が酸化することを防ぐことができれば、紫外線による影響を減らすことができますね。
日焼けについては、肌の防衛機能の一つなので、身体の内側からのケアだけでは十分な予防とはいえません。
やはり外側からの対策も必要になります。
ただ日焼けを起こす原因となるのは主にUV-B波で、窓ガラスを通過することはほとんどありません。
外出時には日焼け対策として塗る・防ぐ紫外線対策を行うとよいでしょう。
