美白は食べ物でも効果がある？
化粧品そのものが発達していない時代でも健やかで美しい肌を守るためのスキンケアは行われていました。
ハンガリー女王のローズマリーウォーターやメアリー・スチュアートの赤ワイン洗顔は知られていますが、現在でも行われているスキンケアにキュウリやレモンを使うパックがあります。
身近な食べ物を使うパックですが、これらは日焼け後や美白に効果があるとされています。
実際、現在出回っている化粧品に食べ物から採られた成分が使われていることも多くありますよね。
つまり美白に効果のある食べ物も多いのです。
美白といえばビタミンCを連想する方も多いですよね。
肌のコラーゲン組織を産みだすのを促したり、肌内部で発生しトラブル原因になりやすい活性酸素を分解したり、と総合的な美肌効果が高い成分です。
だから美しさのビタミンと呼ばれることも多くあります。
化粧品に含まれるビタミンCは、肌にゆきわたりやすいように加工され、刺激がないように整えられてもいて、肌に有効であるようにつくられています。
一方、食べ物に含まれているビタミンCの場合は、そのまま食べるだけで吸収されて働きかけてくれます。
ビタミンCのほかにもビタミンAやビタミンEを含む食べ物は、シミやそばかす、くすみにお悩みの方におすすめのものです。
しかし、その成分の性質を知った摂り方をすることが必要です。
もっとも効果を期待できるビタミンCは熱に弱いため、生で食べられるものでなければなりません。
またビタミンAやビタミンEは油分に溶けた分が吸収される性質があるので、この成分を含む食べ物は油分で加熱して食べるほうが効率よく吸収されて肌に働きかけてくれます。
ビタミンCを豊富に含む食べ物は生で食べるとおいしいフルーツがほとんどです。
いちごやキウイフルーツ、みかん、グレープフルーツは代表格ですね。
これらのフルーツは新鮮なものほどビタミンCが豊富に含まれています。
まさに生でいただくべきものです。
またビタミンAはにんじん、ビタミンEはピーマンやほうれん草、ナッツ類などに多く含まれ、オイルで調理するとおいしいものがほとんどです。
しかし、食べ物だけで美白効果を発揮する量の成分を摂ることは難しいといえます。
また栄養バランスが偏るリスクも考えなければなりません。
そこで、便利なのは飲む日焼け止めと呼ばれるサプリメントです。
こうしたサプリメントは、不足しやすい栄養素を無理なく摂れるのでおすすめです。
