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美白ケアのためにできる生活習慣とは?

皆さんは、美白ケアのために何をしていますか?
紫外線対策でしょうか。美白化粧品を使うことでしょうか。そういった特別なケア以外にも、日々の生活の中で美白のために気をつけられることがあるんです。このコラムでは、美白ケアのために取り入れられる生活習慣について紹介していきますね。

メラニンは悪者じゃない!?

美白の敵というと、メラニンを想像する方も多いのではないかと思います。
実際、メラニン色素が沈着することでシミになるわけですから、確かにメラニンは美白の敵ですね。
メラニンの生成を抑えるといった触れ込みの美白ケア用品も数多く存在していますし、実際の美白効果も十分に期待できます。

しかし、そもそも何故メラニンが作られるのかご存知ですか?
メラニンは、肌の表皮と真皮の間(基底層)で、受けた紫外線を真皮まで届かせないようガードするために作られているんです。
作られたメラニンは表皮の入れ替わり(ターンオーバー)と共に排出されて、基本的には肌には残りません。
ですから、ただ肌にシミやくすみを作るだけの存在ではないんですね。

メラニンが問題になるのは、あまりに紫外線を浴び過ぎてメラニンが大量に作られたり、加齢とともに基底層の細胞が衰えてしまったりしたとき。
大量に作られたメラニンは、排出しきれずに肌に黒く残ってしまいます。
基底層の細胞が衰えてしまったときも、作られたメラニンが表皮まで上がれず真皮に落ちてしまい、そのまま頑固なシミになることがあります。
これを防ぐために、メラニンの生成を抑える美白ケア用品などが使われるわけですね。

確かにメラニンの過剰生成を抑えることも大切ですが、それと同じくらい大切なのは、作られたメラニンをちゃんと排出できる肌を作ること。
つまり、しっかりとターンオーバーが起こる肌にすることなんです。
では、決められた周期(約28日周期)でターンオーバーをし、メラニンを排出できるようにするためにはどうすればいいのか。
そのためには、新陳代謝を活発にする必要があります。
そして、新陳代謝を活発にするためには、日常の生活習慣に気を配っていく必要があるんです。

次の項目では、どういった部分に気をつけていけばいいのかということについて書いていきます。

生活のひと手間で新陳代謝は活発に

これまで、美白のために大切なのはメラニンを排出できる肌を作ることであり、そのためには新陳代謝を活発にしていく必要があるということをお話ししました。
ではそのために、日常生活のどういった部分に気をつけていけばいいのでしょうか。

〇入浴
まず一つ目は、入浴です。
忙しいとか、面倒だとかいう理由で、シャワーでさっと済ませてしまう方も多いとは思いますが、肌のことを考えるのなら、湯船にきちんと浸かった方がいいです。
そして、できれば40度を超える熱めのお湯よりは、38度~40度程度のぬるま湯の方がいいです。
熱いお湯だと、長く浸かっているのが難しく、また心臓に負担をかけてしまいます。
ぬるめのお湯を張った浴槽に、20分程度浸かるようにしましょう。

ある程度の時間をかけて入浴することで、体全体が温まり、血液やリンパ液の巡りが良くなって、新陳代謝が活発になります。
それだけでなく、汗をかくことで、汗と一緒に老廃物を体の外へと出すことができます。

肌を健康な状態に保つために、入浴はとても有効ですが、先ほども書いたように入浴をすると多量の汗をかきますので、入浴前後は水を飲んで、脱水症状を防ぐように気をつけましょう。冷たい水だと消化器に負担をかけてしまいますので、なるべく常温の水がオススメです。

〇睡眠
次に気をつけるべき点は睡眠です。
実は、睡眠中に分泌される成長ホルモンは、新陳代謝を促してくれるんです。
背を伸ばすために眠るべき時間と、肌をキレイに保つために眠るべき時間がどちらも22時~2時だと言われているのはこのためなんですね。

でも実はこの“22時~2時の間に成長ホルモンが出る”という話、今は否定する意見も出ています。
この説によると、成長ホルモンは眠り始めてから3時間の間に、特にレム睡眠(浅い眠り)からノンレム睡眠(深い眠り)に移行したタイミングで一番多く分泌されるそうです。
とは言っても、成長ホルモンの分泌量は時間帯で変わり、あまり夜遅くになりすぎると深く眠れていても多く分泌されないということですので、だいたい22時~2時の間に眠るのがいいという風に考えても別に間違いではありません。

まとめ

美白ケアのために重要なファクター、新陳代謝。
その新陳代謝を活発にするための方法を2つご紹介しました。
いきなり毎日実行するのは難しいかもしれませんが、頭の片隅に置いておいて、思い出したときにでも、少しずつ実行してみてはいかがでしょうか。

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